【第2回】2027年4月スタート!「いつ、何をすればいいの?」をスッキリ整理

いつも当事務所のブログをご覧いただきありがとうございます。
前回は、育成就労制度の「目的の変化」についてお伝えしました。
今回はもう一歩踏み込んで、
皆さまから一番多くいただくご質問にお答えしていきます。
それは――「結局、いつから始まるの?うちは何から準備すればいいの?」という、
とても切実なご質問です。
目次
① 全面スタートは「2027年4月1日」
育成就労制度の全面施行は、2027年(令和9年)4月1日の予定です。
「なんだ、まだ先の話か」と思われるかもしれませんが、
実はこれ、決して余裕のあるスケジュールではありません。
制度の移行には、社内の体制整備や、関係機関との打ち合わせ、計画書の準備など、
地道な作業が想像以上に必要です。
早めに動いた企業様ほど、
安心して新制度を迎えられるというのが、
私たちの率直な実感です。
② 移行期のスケジュール(現時点での予定)
現時点でのガイドブック等の情報をもとに、
ざっくりとした流れをお伝えします。
・2024年〜2026年:政省令の整備(細かいルールがここで決まっていきます)
・2026年秋頃:「監理支援機関(旧・監理団体)」の許可申請、育成就労計画の事前認定申請のスタート
・2027年4月:育成就労制度、本格スタート
特に注目したいのが、2026年秋頃の動きです。
「制度開始は2027年だから」と油断していると、
計画書の準備が間に合わない…というケースも出てきそうです。
③「うちの実習生はどうなるの?」~経過措置のお話~
ここが一番気になるところですよね。
結論から申し上げますと、ご安心ください。
現在受け入れていらっしゃる技能実習生は、施行日以降も、
現在の計画期間(3年または5年)が終わるまでは、
これまでどおり「技能実習生」として活動を続けていただけます。
ただし注意点として、
施行日以降に新たに外国人材を受け入れる場合は、
すべて新制度のルールが適用されます。
「現役の実習生は今のまま、これから入る人は新しい制度で」
この二本立てを、
しばらく並行してマネジメントしていくイメージですね。
④ 今のうちに動いておきたい「3つの準備」
では、企業様が今から手をつけられることは何でしょうか?
特に大切な3つを挙げてみます。
1.就業規則と賃金水準の見直し
育成就労では、日本人と同等以上の報酬であることが、
これまで以上に厳格にチェックされます。
「うちの賃金は他社と比べてどうだろう?」と、
改めて棚卸しするタイミングです。
2.日本語教育の体制づくり
新制度では、日本語能力の要件が大きくアップします。
「本人任せ」ではなく、
企業として学習をサポートする仕組みづくりが鍵になります。
3.キャリアプランを描いておく
3年後の特定技能への移行を見据えて、
「どんなスキルを、どの順番で身につけてもらうか」を社内で整理しておきましょう。
これは、外国人材ご本人のモチベーションにも直結します。
まとめ ~新旧ルールが混在する時期だからこそ、早めの一歩を~
制度の移行期は、
どうしても新しいルールと古いルールが入り混じり、
現場が混乱しがちです。
だからこそ、早めに情報を整理し、
自社のロードマップを描いておくことが、
安定した人材確保への近道になります。
「うちの場合、いつから何を始めればいいですか?」
そんな具体的なシミュレーションも、
当事務所がアドバイザーとしてしっかりサポートいたします。
次回は、
多くの経営者様が最も気にされている「転籍(転職)」のルール緩和について、
詳しくお伝えしていきます。
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