【在留資格】特別高度人材制度(J-Skip)について
こんにちは、いつもありがとうございます。
行政書士法人KIS名古屋事務所です。
特別高度人材制度(J-Skip)は、2023年4月に導入された新しい在留資格制度で、高度な専門知識や技術を持つ外国人を積極的に受け入れることを目的としています。
J-Skipは、特に優れたスキルや経験を持つ人材を迅速かつ柔軟に受け入れるための制度であり、日本の経済成長や国際競争力の強化を図ることを目的としています。
今回のコラムでは、特別高度人材制度(J-Skip)の在留資格を説明いたします。
◆ 特別高度人材制度とは?
特別高度人材制度(J-Skip)は、日本の経済成長を牽引する高度な専門性を持つ外国人に対し、より魅力的な環境を提供し、日本への入国・滞在を促進することを目的とした制度です。
2023年4月から導入され、従来の高度人材ポイント制とは異なる、より簡便な手続きで「高度専門職」の在留資格を取得できるようになりました。
◆ 制度のポイント
ポイント制ではなく、学歴・職歴・年収で判断: 従来のポイント制のように様々な要素を点数化して評価するのではなく、学歴や職歴、年収といった明確な基準を満たすことで、高度専門職の資格が得られます。
・優遇措置の拡充
特別高度人材として認められると、通常の高度専門職よりもさらに手厚い優遇措置を受けることができます。例えば、配偶者の就労範囲の拡大、外国人家事使用人の雇用、入国審査での優遇などがあります。
・対象となる人材
高度専門・技術活動:企業で働く技術者など
高度学術研究活動 :大学教授や研究者など
高度経営・管理活動:企業の経営者など
・特別高度人材になるメリット
家族の帯同 :配偶者や子の帯同が容易になります。
配偶者の就労:配偶者の就労範囲が拡大し、より自由に働くことができます。
外国人家事使用人の雇用:一定の条件下で外国人家事使用人を雇用することができます。
永住権取得への道 :特別高度人材として認められると、将来的に永住権を取得するための要件が緩和される可能性があります。
日本の社会への貢献 :日本の産業の発展や研究の活性化に貢献することができます。
・制度を利用する際の注意点
専門家の利用 :ビザ申請は複雑な手続きを伴うため、申請の際は専門家へ相談することをおすすめします。
最新情報の確認:制度の内容は変更される可能性があるため、最新の情報を必ず確認するようにしましょう。
日本語能力 :ビジネスレベルの日本語能力が求められる場合があります。
◆ まとめ
特別高度人材制度は、高度な専門知識や経験を持つ外国人にとって、日本での活躍の場を広げる絶好の機会となります。
制度を利用することで、より安定した生活を送ることができ、同時に日本の社会にも貢献することができます。
ご興味のある点があれば、具体的に教えていただけますか?
例えば、どの分野で活躍したいか?現在の職歴や学歴?日本でどのようなことをしたいか?など、具体的な情報があると、より的確なアドバイスができます。
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特別高度人材制度、J-Skip、高度専門職、ビザ、出入国在留管理庁、商工会議所
◆ お問合せ先
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